ホバリング制御に基づくエンタテインメントバルーンロボットの開発(<特集>エンタテインメントコンピューティング)

  • 川村 秀憲
    北海道大学大学院情報科学研究科:有限会社ソリューションテクノロジー
  • 角田 久雄
    北海道大学大学院情報科学研究科
  • 山本 雅人
    北海道大学大学院情報科学研究科:有限会社ソリューションテクノロジー
  • 高谷 敏彦
    北海道大学大学院情報科学研究科:リコーシステム開発株式会社
  • 大内 東
    北海道大学大学院情報科学研究科:有限会社ソリューションテクノロジー

書誌事項

タイトル別名
  • Development of an Entertainment Indoor Blimp Robot Based On Hovering Control
  • ホバリング制御に基づくエンタテインメントバルーンロボットの開発
  • ホバリング セイギョ ニ モトヅク エンタテインメントバルーンロボット ノ カイハツ

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説明

本稿では, 人の呼びかけに反応して様々な動作を行うエンタテインメントバルーンロボットの開発と基礎的な実験について報告する.バルーンロボットにはワイヤレスCCDカメラとワイヤレスマイクが搭載され, 人の拍手を感知して回転動作や上下移動を行う.人の呼びかけに対しては, 確率的状態遷移機械を利用することによって, 不確実な再現性をともなった動作系列の生成を実現した.バルーンは空調などの外乱に容易に影響を受けるので, 連続的に動作可能な状態を維持することは困難であるが, 地面に置かれたランドマークを利用したホバリング制御に基づいて制御することによって長時間安定してインタラクティブな飛行を可能とした.実験を通して, 人とインタラクションをとりながら長時間飛行が可能であることを確認した.

収録刊行物

  • 知能と情報

    知能と情報 17 (2), 203-211, 2005

    日本知能情報ファジィ学会

被引用文献 (6)*注記

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参考文献 (14)*注記

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