Virtual Scent: プライバシーと位置精度をともに満足する位置情報の曖昧化手法

DOI 参考文献4件 オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Virtual Scent: Obscuring User Location without Compromising Privacy and Accuracy

説明

GPSなどの測位システムと携帯電話などの無線通信の普及により,ユーザの位置情報を正確かつリアルタイムに取得できるようになった.しかし,正確かつ即時性の高い位置情報の公開は,実空間でのユーザの特定を可能にし,匿名性を失わせる.ユーザの滞在位置に誤差を与えることで匿名性を維持できるが,位置精度の低下はサービス品質の劣化を招く.本論文は,k匿名性と位置精度をともに満足する新たな位置情報の曖昧化手法Virtual Scentを提案する.Virtual Scentは,個々のユーザをぼやっとした「匂い」として表示することで匿名性を確保する.複数のユーザが匂いを発すると,それらは互いに混ざり合い,正しい位置で強め合うため,曖昧化される位置情報でも精度を保証することができる.シミュレーションと実験でVirtual Scentを評価し,信頼性と有用性を示す.

収録刊行物

  • 知能と情報

    知能と情報 26 (5), 820-829, 2014

    日本知能情報ファジィ学会

参考文献 (4)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205187195264
  • NII論文ID
    130004705730
  • DOI
    10.3156/jsoft.26.820
  • ISSN
    18817203
    13477986
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • OpenAIRE
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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