投票率上昇と投票所数削減のための投票シミュレーション

  • 小西 健太
    関西大学大学院 総合情報学研究科 知識情報学専攻
  • 村田 忠彦
    関西大学 総合情報学部 関西大学 政策グリッドコンピューティング実験センター 関西大学 ソシオネットワーク戦略研究機構
  • 名取 良太
    関西大学 総合情報学部 関西大学 政策グリッドコンピューティング実験センター 関西大学 ソシオネットワーク戦略研究機構

書誌事項

タイトル別名
  • Voting Simulation for Improving Voter Turnout and Reducing the Number of Polling Places
  • トウヒョウリツ ジョウショウ ト トウヒョウショスウ サクゲン ノ タメ ノ トウヒョウ シミュレーション

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説明

本論文では,投票率上昇と投票所数削減のための投票シミュレーションを提案する.まず,有権者の投票と棄権の2つの効用関数を設定する.次に,区域ごとに,それらの効用関数を組み合わせる投票係数を調整する.実際の投票率を用いた調整プロセスにより,各区域の実投票率と予測投票率の差を最小化する.さらに推定された投票係数を用いて,2目的遺伝アルゴリズム(NSGA-II)による投票率最大化と投票所数最小化を行う.これにより,投票所数を維持したまま,投票率が上昇する投票区割りの最適化や,投票率を維持した投票所数の最小化を行うことが可能となる.

収録刊行物

  • 知能と情報

    知能と情報 22 (2), 203-210, 2010

    日本知能情報ファジィ学会

参考文献 (20)*注記

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