下腿に発生した乳頭状汗管嚢胞腺腫の1例

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タイトル別名
  • A Case of Syringocystadenoma Papilliferum Located on the Lower Leg

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説明

19歳,女性。幼少時より左膝蓋直下に疣贅状隆起病変を認めた。近医皮膚科で冷凍凝固法を受けたが軽快せず,徐々に増大した。当院皮膚科を精査目的で受診した。皮膚生検を行ったところ,乳頭状汗管嚢胞腺腫 (syringocystadenoma papilliferum: SCAP) と診断した。腫瘍全摘術をおこない,1年後の現時点で再発は認めていない。SCAP は,おもに若年者の頭頸部に好発するアポクリン汗腺系腫瘍である。頭頸部以外の発生報告は非常に少ない。(皮膚の科学,10: 295-297, 2011)

収録刊行物

  • 皮膚の科学

    皮膚の科学 10 (4), 295-297, 2011

    日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会

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