MoS<sub>2</sub>系触媒を用いた混合アルコール合成におけるコバルトおよびカリウムの添加効果

  • 豊田 岳志
    東京農工大学大学院生物システム応用科学府
  • 銭 衛華
    東京農工大学大学院生物システム応用科学府

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Adding Cobalt and Potassium to MoS<sub>2</sub>-based Catalysts on Mixed Alcohol Synthesis
  • Effects of Adding Cobalt and Potassium to MoS₂-based Catalysts on Mixed Alcohol Synthesis

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抄録

いくつかの非担持および担持モリブデン系触媒を沈殿法や含浸法で調製した。調製された触媒はN2吸着,XRD,H2-TPRやXPS測定により解析された。アルコール合成触媒活性は高圧固定床流通式反応器を用いて次の反応条件で評価された。250~350 ℃,5.0 MPa,GHSV: 5000 h−1,H2/CO比: 1.0。バルク状非担持MoS2触媒にCoを添加することで,C2+アルコールおよび総アルコール類の選択性が促進した。同時に,炭化水素類の選択性が減少した。さらに,Co04MoSにKを添加すると,総アルコール類の選択率が改善され,炭化水素類は抑制された。その一方,メタノールおよびCO2選択率は増加し,炭素鎖成長確率は減少した。非担持触媒およびシリカ,アルミナ担持触媒を比較すると,アルミナ担持触媒はFischer-Tropsh合成が最も有利となり,C2+アルコール合成が不利となった。シリカ担持触媒は非担持触媒よりもC2+アルコール合成反応により適した触媒であった。

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