小児アトピー性皮膚炎と睡眠障害
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- 小林 茂俊
- 帝京大学医学部小児科学教室
書誌事項
- タイトル別名
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- Actigraphy for the assessment of the sleep quality and the scratch movement in pediatric atopic dermatitis patients.
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説明
アトピー性皮膚炎(AD)の最大の特徴はしつこいかゆみであり,睡眠時掻破によりAD 患者の睡眠の質は低下していると考えられる。特に小児では,良好な睡眠は,健全な成長・発達のみならず,患者QOL 向上のために不可欠である。睡眠の質・掻破を客観的に評価することは,今後ますます重要性を増すものと考えられる。我々はアクティグラフィーを利用して,小児AD 患者の睡眠・掻破行動を解析している。それにより,小児AD 患者では重症度に応じて睡眠の質が低下していること,掻破行動が増加していることが示された。アクティグラフィーは,小児AD 患者の睡眠の質・夜間掻破の客観的な分析法として今後の応用が期待される。(皮膚の科学,増18: 21-25, 2012)
収録刊行物
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- 皮膚の科学
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皮膚の科学 11 (Suppl.18), 21-25, 2012
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205188521088
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- NII論文ID
- 130004934253
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- ISSN
- 18839614
- 13471813
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可