酸素加圧下重金属非修飾パラジウム触媒によるプロピオンアルデヒドからプロピオン酸メチルへの酸化的エステル化反応
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- 杉山 茂
- 徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部先進物質材料部門,同フロンティア研究センター資源循環研究部門
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- 坂東 巧野
- 徳島大学大学院先端技術科学教育部化学機能創生コース
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- 田中 春樹
- 徳島大学大学院先端技術科学教育部化学機能創生コース
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- 中川 敬三
- 徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部先進物質材料部門,同フロンティア研究センター資源循環研究部門
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- 外輪 健一郎
- 徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部先進物質材料部門,同フロンティア研究センター資源循環研究部門
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- 加藤 裕樹
- 三菱レイヨン(株)中央技術研究所
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- 森 孝則
- 三菱レイヨン(株)中央技術研究所
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- 安川 隼也
- 三菱レイヨン(株)中央技術研究所
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- 二宮 航
- 三菱レイヨン(株)中央技術研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Direct Oxidative Esterification of Propionaldehyde to Methyl Propionate Using Heavy-metal-free Palladium Catalysts under Pressurized Oxygen
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説明
プロピオンアルデヒドからプロピオン酸メチルへの酸化的エステル化は,鉛などの重金属で修飾した活性炭担持もしくはアルミナ担持パラジウム触媒で行うと良好に進む,と従来報告されていた。たとえば,5 %の鉛で修飾した5 % Pd/Al2O3触媒を用いると,酸素加圧0.3 MPa,反応温度353 Kにおいて,93.2 %のプロピオンアルデヒド変化率,76.8 %のプロピオン酸メチルの選択率が報告されていた。しかし,酸素加圧下(1.5 MPa),重金属で修飾していない5 % Pd/Cを用いて反応温度333 Kで本反応を行うと,99.9 %のプロピオンアルデヒド変化率において,62.7 %のプロピオン酸メチル選択率という従来の報告に匹敵する活性が得られ,鉛などの重金属で修飾したパラジウム触媒を用いる必要がないことが明らかになった。
収録刊行物
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- Journal of the Japan Petroleum Institute
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Journal of the Japan Petroleum Institute 54 (6), 380-384, 2011
公益社団法人 石油学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205188636544
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- NII論文ID
- 10030180657
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- NII書誌ID
- AA11590615
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BC3MXhsVGqsbjO
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- ISSN
- 1349273X
- 13468804
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- NDL書誌ID
- 11291697
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可