トリクロロ酢酸によるざ瘡後陥凹性瘢痕治療

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タイトル別名
  • Treatment of Depressed Acne Scars with High-Concentration Trichloroacetic Acid

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説明

ざ瘡後陥凹性瘢痕は,治療困難な疾患の1つである。高濃度トリクロロ酢酸 (TCA) を陥凹1つ1つに塗る高濃度 TCA 法は,真皮網状層までの壊死に引き続く創傷治癒を利用して陥凹を盛り上げる治療法である。高濃度 TCA 法は,deep boxcar type と icepick type の陥凹に対する有効性が高い。本手法は,正常皮膚に影響を及ぼさずに治療を行うことができ,日常診療に取り入れやすい治療法である。(皮膚の科学,9: 548-553, 2010)

収録刊行物

  • 皮膚の科学

    皮膚の科学 9 (6), 548-553, 2010

    日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会

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