小児アトピー性皮膚炎の不定期的悪化における食物の関与
書誌事項
- タイトル別名
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- The Importance of Foods in Childhood Atopic Dermatitis : with Special Reference to Cases with Irregular Aggravation of the Disease
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説明
皮膚炎の不定期的悪化を示す小児アトピー性皮膚炎患者59例に,生活ノートを準備させ,毎日の食物の内容と皮膚炎の状態を2ヵ月間記録させた。皮膚炎の悪化が起こった日およびその前日にのみ摂取された食物を探し,これらの食物について除去・投与試験を施行した。また可能な限り,これらの食物のRASTを測定した。検索した59例のうち45例で除去・投与試験陽性の食物が見つかった。代表的な悪化食物はチョコレート,チーズ,ヨーグルト,納豆であった(重複あり)。悪化食物のRASTは陽性16%,陰性84%であった。悪化食物の除去を1~6ヵ月(平均3ヵ月)続けたところ,皮膚炎はかなり軽快した。
収録刊行物
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- 皮膚の科学
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皮膚の科学 3 (Suppl.4), A93-A97, 2004
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205189563904
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- NII論文ID
- 130004934383
- 130005436767
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- ISSN
- 18839614
- 13471813
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可