歴青系橋面舗装の透湿による水分蓄積とこれに随伴する界面活性剤の挙動

DOI HANDLE Web Site Web Site 参考文献11件 オープンアクセス
  • 佐々木 厳
    (独)土木研究所 材料地盤研究グループ
  • 森吉 昭博
    北海道大学大学院工学研究科環境創生工学専攻
  • 恒川 昌美
    北海道大学大学院工学研究科環境循環システム専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Water Accumulation and Behavior of Surfactant Associated with Moisture Permeation in Bituminous Pavement on Concrete Deck Bridge

この論文をさがす

抄録

水浸破壊は,橋面舗装およびコンクリート床版における耐久性確保の大きな課題の一つである。特に,水に加えて塩分および界面活性剤のようないくつかの化学物質が介在すると,破壊が著しく促進されることがある。したがって,舗装材料への水の物質移動機構や化学物質の蓄積機構は重要な研究課題である。著者らは,歴青系舗装への水分の蓄積の主因は水蒸気によるものであることを指摘し,物質移動の解明のための新しい透湿試験装置を開発した。本報では,橋面舗装およびコンクリート床版に水および界面活性剤が蓄積することを,この試験法により実験的に実証した結果を述べる。橋面舗装への水の蓄積は,日周期の環境変化の繰り返しに従って増加する。また,舗装表面にアルキルフェノールエトキシレート系の界面活性剤を塗布して透湿試験を行うと,事実上不透水の舗装混合物中を透過し,コンクリート床版中に蓄積されることを実験室で再現した。<br>

収録刊行物

参考文献 (11)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ