ランサップ®に含まれるアモキシシリンによる紅皮症型薬疹の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Erythroderma Type Drug Eruption Due to Amoxicillin in Lansap®

説明

症例は24歳,女性。ヘリコバクター・ピロリ除菌療法としてランサップ®を開始した。内服4時間後より両大腿にそう痒を伴う紅斑が出現し,その後全身に広がったため来院した。初診時,顔面を除くほぼ全身にびまん性の紅斑を認めた。プレドニゾロン20mg/日の内服加療を開始し,10日間で略治した。原因検索のために施行したパッチテストではランサップ®の構成薬(タケプロン®,クラリス®,アモリン®)のうちアモリン®(10%pet,30%pet)のみで24時間後,48時間後で陽性所見を得たが,薬剤リンパ球刺激試験はすべて陰性であった。以上より,自験例をランサップ®に含まれるアモキシシリンによる紅皮症型薬疹と診断した。

収録刊行物

  • 皮膚の科学

    皮膚の科学 8 (3), 313-317, 2009

    日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205190452352
  • NII論文ID
    130005404470
  • DOI
    10.11340/skinresearch.8.3_313
  • ISSN
    18839614
    13471813
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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