膵癌に合併した皮下結節性脂肪壊死症
書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Subcutaneous Fat Necrosis with Pancreatic Head Carcinoma
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説明
85歳,女性。2ヵ月前から両下腿に疼痛を伴う紅斑が出現し,近医を受診した。ステロイド内服により加療されたが軽快しなかった。その後前腕や大腿にも拡大し,当科を受診した。初診時,有痛性の浸潤を伴う紅斑が上下肢と臀部に多発していた。右側腹部に圧痛を認め,腹部CTを施行したところ,膵頭部腫瘍と多発性肝転移を示唆する所見が得られた。血中リパーゼは上昇していた。皮膚生検の結果,いわゆるghost-like cellsを伴う脂肪壊死の所見が得られ,膵癌に合併した皮下結節性脂肪壊死症と診断した。
収録刊行物
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- 皮膚の科学
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皮膚の科学 7 (1), 39-43, 2008
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205190988672
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- NII論文ID
- 130005404637
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- ISSN
- 18839614
- 13471813
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可