書誌事項
- タイトル別名
-
- Entada from the Ryukyu Islands
- リュウキュウ レットウ ノ モダマルイ
この論文をさがす
抄録
琉球列島産モダマ属の分類学的取り扱いを再検討するため,小葉数と種子形態に基づいた比較を行うとともに,葉緑体DNA(rps16イントロン領域)のSSCP解析を行った.その結果,沖縄島・八重山諸島の集団と,屋久島・奄美大島の集団が,種子形態や葉緑体DNAハプロタイプによって明確に区別されることが明らかとなった.沖縄島以南の集団は,辺縁部が角ばり,側面中央が山形に盛り上がったより小型の種子を持つことから,台湾のコウシュンモダマEntada koshunensis Hayata et Kanehiraと見なさされた.また,屋久島・奄美大島の集団は,ヴェトナム産モダマと同様に辺縁部が丸みを帯びた大型の種子を持つことや, rps16イントロン領域に7bpの挿入を共有するなどの特徴から,従来どおりモダマE. phaseoloides(L.) Merr.とするのが妥当である.
収録刊行物
-
- 分類
-
分類 5 (1), 9-19, 2005
日本植物分類学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205192039040
-
- NII論文ID
- 110006342802
-
- NII書誌ID
- AA11585830
-
- ISSN
- 21897034
- 13466852
-
- NDL書誌ID
- 7262949
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可