日本の養豚場におけるPRRS（豚繁殖・呼吸障害症候群）の浸潤状況と生産成績との関連の調査

DOI 日本農学文献記事索引 Web Site 被引用文献2件 参考文献1件
  • 石関 紗代子
    東京農工大学大学院連合農学研究科 有限会社サミットベテリナリーサービス
  • 石川 弘道
    有限会社サミットベテリナリーサービス 一般社団法人日本養豚開業獣医師協会
  • 足立 吉數
    東京農工大学大学院連合農学研究科 茨城大学農学部
  • 山崎 尚則
    動物衛生研究所
  • 山根 逸郎
    動物衛生研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Study on association of productivity and farm level status of porcine reproductive and respiratory syndrome in pig farms in Japan
  • ニホン ノ ヨウトンジョウ ニ オケル PRRS(ブタ ハンショク ・ コキュウ ショウガイ ショウコウグン)ノ シンジュン ジョウキョウ ト セイサン セイセキ ト ノ カンレン ノ チョウサ

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説明

92養豚場の2010年の生産成績，豚繁殖・呼吸障害症候群（porcine reproductive and respiratory syndrome: PRRS）ウイルス（PRRSV）有無，立地条件を解析した．PRRSV陽性農場の割合は82.6%（76/92）で，陽性群は陰性群に比べ離乳後死亡率が有意に高く（陽性6.1%，陰性3.9%：P <0.01），平均1日増体重が有意に低かった（陽性585.1 g，陰性638.8 g：P<0.01）．PRRSV有無に関するロジスティック回帰分析より，PRRSV陽性割合は周辺3 kmに他養豚場がある農場で有意に高く（オッズ比=4.09，95%信頼区間＝1.07，15.70），関東地域で東北以北地域より有意に高かった（オッズ比=41.80，95%信頼区間＝4.80，363.0）．PRRSV保有は所在地や近隣農場の存在と関連しており，地域でのPRRS対策が重要と考えられた．

収録刊行物

  • 日本畜産学会報

    日本畜産学会報 85 (2), 171-177, 2014

    公益社団法人 日本畜産学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (1)*注記

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