多形質モデルによる在群性の育種価推定のために最適な形質の組み合わせ

書誌事項

タイトル別名
  • Optimal combination of traits to estimate the breeding value of herd life using multiple trait model
  • タケイシツ モデル ニ ヨル ザイグンセイ ノ イクシュカ スイテイ ノ タメニ サイテキ ナ ケイシツ ノ クミアワセ

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抄録

多形質線形モデルを使用し,在群期間に関する遺伝的能力の推定のために用いる形質における最適な組み合わせについて検討した.データは,2001年と2002年に生まれた75,091個体における初産次の乳量,体細胞スコア,体型(肢蹄,胸の幅,鋭角性,尻の角度,蹄の角度,後乳房の高さ,乳房の懸垂,乳房の深さ,前乳頭の配置)の合計12形質の記録および血縁情報である.在群期間は,最大84ヵ月齢までの除籍月齢を表した打ち切り記録である.母数効果は,牛群・年次,初産分娩月齢(在群期間),牛群・年次,分娩月,分娩月齢(乳量および体細胞スコア),牛群・審査員・審査日,初産審査月齢,泌乳ステージ(体型)を考慮した.在群期間の遺伝的能力推定のために採用する形質数を合計9形質としたとき,在群期間,乳量,体細胞スコア,肢蹄,胸の幅,鋭角性,乳房の懸垂,乳房の深さおよび前乳頭の配置を含めた場合,種雄牛に関する在群期間評価値の信頼度が最大であった.

収録刊行物

  • 日本畜産学会報

    日本畜産学会報 83 (2), 117-123, 2012

    公益社団法人 日本畜産学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (20)*注記

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