書誌事項
- タイトル別名
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- Antigenic evaluation of natural food colors (cochineal extract, lac color, and their coloring compounds) using popliteal lymph node assay
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抄録
マウス膝窩リンパ節測定法(popliteal lymph node assay: PLNA)は、マウス局所リンパ節増殖試験(local lymph node assay: LLNA)では不向きとされた水溶性物質も対象としやすい簡便な抗原性試験法であり、近年、医薬品の抗原性評価法への利用が検討されている。本研究では、まずアレルギーが報告されている天然着色料のコチニール色素に着目し、コチニール色素原体、低アレルゲンコチニール色素原体および色素化合物であるカルミン酸について、PLNA反応性について比較検討した。ついで、ラック色素について、ラック色素原体およびラッカイン酸A,B,Cについて、PLNA反応性を比較検討した。通常のコチニール色素原体の投与群ではindexの上昇は著明であったが、低アレルゲンコチニール色素原体すなわち高度に精製された色素の投与ではindexの上昇はみられなかった。また色素化合物であるカルミン酸投与の場合もindexの上昇はみられなかった。したがって、PLNAの反応性を調べることによって、コチニール色素によるアレルギー発症の原因とされた色素中の不純物の有無を容易に判別できることが明らかとなった。一方、ラック色素では、ラック色素原体およびラッカイン酸の投与のいずれにおいてもindexの上昇は著明であった。このことから、ラック色素化合物本体に抗原性があることが示唆された。以上のことから、PLNAは、抗原性をもつ不純物(たんぱく質など)を検出するための、簡便な免疫学的方法として利用できる可能性が示唆された。
収録刊行物
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- 日本食品化学学会誌
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日本食品化学学会誌 14 (2), 51-55, 2007
日本食品化学学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205195354624
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- NII論文ID
- 110007367349
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- NII書誌ID
- AA11666400
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- ISSN
- 21896445
- 13412094
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- NDL書誌ID
- 8967660
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可