20 万分の1 地質図幅「広尾」及び関連地域に産する火成岩源岩石の全岩化学組成

  • 山崎 徹
    産業技術総合研究所 地質調査総合センター 地質情報研究部門
  • 七山 太
    産業技術総合研究所 地質調査総合センター 地質情報研究部門 熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター
  • 高橋 浩
    産業技術総合研究所 地質調査総合センター 地質情報研究部門
  • 山下 康平
    北海道大学大学院理学院自然史科学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Whole-rock geochemical compositions of igneous-origin rocks from the 1:200,000, Hiroo Quadrangle and related area.
  • 概報 20万分の1地質図幅「広尾」及び関連地域に産する火成岩源岩石の全岩化学組成
  • ガイホウ 20マンブン ノ 1 チシツ ズフク 「 ヒロオ 」 オヨビ カンレン チイキ ニ サンスル カセイガン ゲン ガンセキ ノ ゼン ガン カガク ソセイ

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抄録

<p>20万分の1地質図幅「広尾」(第2版)の編纂にあたり,地質体や岩脈等の対比及び帰属の確認のために,同図幅内及び関連地域の火成岩ならびに火成岩起源岩石の全岩主成分・微量成分分析を実施した.対象とした試料は,奥十勝角閃岩,歴舟火山岩類,中部中新統大川層に貫入するドレライト岩脈,豊頃地域緑色岩(常呂帯仁頃層群起源),中部中新統~上部中新統豊似川層中の花崗岩礫,日高変成帯ヌピナイ花崗岩体,日高帯中の川層群(暁新世~始新世)中の苦鉄質火山岩礫,日高帯中の川層群中の緑色岩体を構成する大丸山緑色岩類,上部漸新統襟裳累層(歌露礫層)中の花崗岩礫,及び中の川層群坂下層中の酸性凝灰岩である.これらのデータは,地質図幅編纂にあたっての科学的根拠を提示する目的で,また,今後の研究のデータとして有益な情報であると考えられる.これら得られた分析結果をもとに,その帰属・成因(形成場)に関する予察的な考察を行った.</p>

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参考文献 (59)*注記

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