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- タイトル別名
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- Effects of a 2-week diet of Pycnogenol and Grape Seed Extract on the Cardiovascular Function of Rats
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抄録
今回我々は、ビタミンCより強力な抗酸化作用を有する機能性成分として注目されているプロアントシアニジン類に着目し、プロアントシアニジン類を高濃度含有する健康食品としてピクノジェノールとブドウ種子エキスを被験食品として循環器系機能におよぼす影響について検討した。更に、肝臓の著明な肥大を起こし肝代謝酵素の誘導を生じたイチョウ葉エキスにもプロアントシアニジン類が含有されることより、ピクノジェノールとブドウ種子エキスについても肝重量の増加の有無について検討した。1.バニリン-塩酸法によるピクノジェノール、ブドウ種子エキス、イチョウ葉エキス、大豆イソフラボンおよび茶カテキン中のプロアントシアニジン類の含有率は、17.9±2.2、25.4±0.6、2.9±0.1、0.7±0.1および16.6±3.2%であった。2.ピクノジェノールとブドウ種子エキスの2週間反復摂取は、体重、肝臓、脾臓、胸腺/体重比に影響しなかった。3.ピクノジェノールとブドウ種子エキスの2週間反復摂取はラット摘出心房の拍動数および収縮力に有意な影響を示さず、またイソプロテレノールの陽性変時変力作用およびアセチルコリンによる陰性蛮時変力作用にも影響しなかった。4.ピクノジェノールとブドウ種子エキスの2週間反復摂取はラット摘出胸部大動脈に対するノルアドレナリンの収縮作用に影響せず、また、アセチルコリンおよびニトロプルシッドナトリウムによる弛緩作用にも影馨しなかった。5.摘出心房において、直接投与されたピクノジェノール(1mg/ml)は有意な陽性変時作用を示したが、変力作用には影響しなかった。6.摘出胸部大動脈において、直接投与されたピクノジェノール(3-300μg/ml)は弛緩作用を示した。以上の結果より、ピクノジェノールとブドウ種子エキスの2週間反復摂取はラット肝重量および循環器系に有意な影響をおよぼさず、イチョウ葉エキスの肝重量の増加および肝薬物代謝酵素の誘導を担う関与因子がプロアントシアニジン類であるという可能性は低かった。
収録刊行物
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- 日本食品化学学会誌
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日本食品化学学会誌 10 (3), 127-132, 2003-12-12
日本食品化学学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205197098112
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- NII論文ID
- 110007367273
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- NII書誌ID
- AA11666400
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- ISSN
- 21896445
- 13412094
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可