矢状前方切歯路角の変化が下顎頭運動および咀嚼筋活動に及ぼす影響

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タイトル別名
  • Effect of Sagital Incisal Guidance Inclination on the Condylar Movements and EMG Activity in Masticatory Muscles

抄録

上顎前歯舌側誘導路は顎関節構造, 咀嚼筋活動などと相互に関連しながら下顎運動を制御し, 発音, 咀嚼などの口腔機能において重要な役割を果たしている.この誘導面の傾斜角度すなわち矢状前方切歯路角を決定する際には, 矢状前方切歯路角と矢状顆路角 (Sagital condylar inclination) との関係が重要な手がかりとなっている.これまでの天然歯の計測などによる形態学的研究では矢状前方切歯路角はSCIよりも5~10°急峻な角度を有していると報告されている.しかし, 矢状前方切歯路角が生理的にどのような意味があるのか, あるいは下顎運動や筋活動にどのような影響があるのかについては, なお不明な点が多い.McHorrisは, 人為的に与えた急峻な矢状前方路角によって顎関節内障を発現したことを報告している.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205198770432
  • NII論文ID
    130004258861
  • DOI
    10.14399/jacd1999.24.66
  • ISSN
    18848230
    13468111
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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