臼歯部用硬質レジンの接着強さに及ぼす表面処理の影響

DOI
  • 新里 朗
    日本歯科大学歯学部歯科補綴学教室第2講座
  • 高橋 英登
    日本歯科大学歯学部歯科補綴学教室第2講座
  • 横塚 繁雄
    日本歯科大学歯学部歯科補綴学教室第2講座

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of surface treatment on Bond Strength of Hard Resin For Posterior Restorations

抄録

臼歯部用硬質レジンが口腔内で機能するには, 修復物.本来の機械的強度だけでなく, 支台歯との適合性と接着, すなわち支台歯との一体化が不可欠な要性となる.この接着に関係している因子の一つに被着面の表面処理があげられる.<BR>そこで本研究では, 臼歯部用硬質レジンの接着強さに及ぼす表面処理の影響を明らかにすることを目的として, 被着面にサンドブラスト処理, シラン処理, 加熱処理を行いレジンセメントにて接着した際の各表面処理条件について, 37℃24時間保存後とサーマルサイクル (4℃~60℃, 3, 000同) を加えた後の接着強さを比較検討した.<BR>被着面に対してサンドブラスト処理, シラン処理, 加熱処理を行うと, 接着強さの向上が認められた.また, サーマルサイクル後でも接着強さの減少は.少なかった.したがって, 臼歯部川硬質レジンの被着面に対しサンドブラスト処理, シラン処理と加熱処理の組み合わせは, 接着強さの向上ならびに接着耐久性の向上に有効であくった.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205198912512
  • NII論文ID
    130004258786
  • DOI
    10.14399/jacd1999.21.482
  • ISSN
    18848230
    13468111
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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