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- 林 英宰
- 河内総合病院心臓センター
書誌事項
- タイトル別名
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- Diagnosis of left ventricular myocardial wall motion abnormalities
説明
壁運動異常といえば収縮異常だけを考えがちだが,収縮異常と拡張異常の二つの面から壁運動異常を考えねばならない.心エコー的にも収縮能を評価する指標と拡張能を評価する指標との二つに分類することが出来る.また,収縮異常はある程度肉眼で評価可能であるが,拡張異常は肉眼では評価することが困難であり,様々な心エコー手法が現在提案されている.壁運動異常の出現から心筋虚血を評価する運動負荷心エコー法やドブタミン負荷心エコー法などの負荷心エコー法も臨床の現場で用いられている.壁運動と心筋潅流を同時に評価しようとする心筋コントラストエコー法もある.また,心臓全体として捉えるのか,局所の変化を抽出して捉えるのかでアプローチも変わる.最近では壁運動異常を3次元的に解析しようとする試みもある.
収録刊行物
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- 超音波医学
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超音波医学 38 (2), 97-102, 2011
公益社団法人 日本超音波医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205199462912
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- NII論文ID
- 130004496824
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- ISSN
- 18819311
- 13461176
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可