標準失語症検査(SLTA)のecological validityの検討

  • 黒田 喜寿
    天草第一病院 リハビリテーション科言語療法室
  • 黒田 理子
    天草慈恵病院 リハビリテーション科言語訓練室

書誌事項

タイトル別名
  • Ecological validity of Standard Language Test of Aphasia (SLTA)

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説明

標準失語症検査 (SLTA) のecological validityを検討するために,失語症者の実際的な言語能力を評定する質問紙を作成した。SLTAの総合評価尺度は質問紙の2つの尺度である「話を理解する能力」と「話をする能力」の両方と高い相関を示した。しかし言語様式別の検討を行った場合,SLTAの「話す」と質問紙の「話をする能力」にはある程度の選択的な関係性が認められたが,SLTAの「聴く」と質問紙の「話を理解する能力」にそのような関係はなかった。SLTAの成績から実際的な言語能力を予測する際にはこのような点への注意が必要と考えられた。

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参考文献 (10)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001205204356352
  • NII論文ID
    130004467513
  • DOI
    10.2496/hbfr.23.297
  • ISSN
    18806554
    13484818
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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