犬慢性アトピー性皮膚炎における経口グルコシルセラミド使用の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Canine Atopic Dermatitis Administered with Oral Glucosylceramide Supplementation

この論文をさがす

抄録

ヒトのアトピー性皮膚炎(AD)では,経皮水分蒸散量(TEWL)の増加と共に,角質水分量の低下を認めることが知られている。セラミドは角質細胞間に分布する代表的な角質細胞間脂質であり,過剰なTEWLの増加を防ぐと共に,角質水分量を保持するはたらきをもつ。今回,慢性経過をたどるADの犬に対し,経口グリコシルセラミドを併用したところ皮膚症状の改善を認めた。以上より,経口グリコシルセラミドは犬ADの症例に対する補助食品として,選択肢の一つとなる可能性が示唆された。<br>

収録刊行物

参考文献 (6)*注記

もっと見る

詳細情報

問題の指摘

ページトップへ