下肢脱力で発症し腱反射消失を伴った59歳男性

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  • カシ ダツリョク デ ハッショウ シケンハンシャ ショウシツ オ トモナッタ 59サイ ダンセイ

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59歳, 男性。脂質異常症, 胃潰瘍の診断でスタチンを含む薬物療法中であった。2008年5月頃より食欲不振, 意欲低下出現。7月30日頃より両下肢脱力, 食欲不振が増悪し, 水分摂取にても症状は増悪したため精査目的に入院。入院時, 見当識障害, 辱両上下肢の腱反射の消失, 水平性眼振, 両側眼球右外転障害を認めた。頭部MRI T2強調画像, 末梢神経伝導速度・筋電図検査, 血清ビタミンB1値 (8ng/mL) より, Wernicke脳症を伴った脚気と診断。ビタミンB1の大量投与により症状, 検査成績ともに漸次改善した。

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