北海道東部釧路地方におけるニホンザリガニ<i>Cambaroides japonicus</i>とウチダザリガニ<i>Pacifastacus leniusculus</i>の分布 : 高校生による調査事例

書誌事項

タイトル別名
  • Distribution of the Japanese crayfish (<i>Cambaroides japonicus</i>) and signal crayfish (<i>Pacifastacus leniusculus</i>), in the Kushiro District of Eastern Hokkaido, Japan : New challenge by high school students
  • 北海道東部釧路地方におけるニホンザリガニCambaroides japonicusとウチダザリガニPacifastacus leniusculusの分布--高校生による調査事例
  • ホッカイドウ トウブ クシロ チホウ ニ オケル ニホンザリガニ Cambaroides japonicus ト ウチダザリガニ Pacifastacus leniusculus ノ ブンプ コウコウセイ ニ ヨル チョウサ ジレイ

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抄録

2003年7月31日から2007年7月26日にかけて北海道東部釧路地方の各地で在来種ニホンザリガニと外来種ウチダザリガニの生息を調査した。その結果、7地点でニホンのみを、6地点でニホンとウチダを、1地点でウチダのみを捕獲した。ニホンのみが捕獲された5地点とニホンとウチダが捕獲された5地点それぞれについて、ニホンが捕獲される最下流の位置を調査した。ウチダが捕獲されなかった地点ではニホンは源流部より下流でも捕獲されたが、ウチダが捕獲された地点ではニホンは源流部だけで捕獲された。ニホンが捕獲された10地点と、今回とこれまでの調査からウチダが捕獲された10地点を選び、各地点の水質をBTB試験紙やパックテストを使用して測定したが、これらの値について両種の捕獲地点間で違いは見られなかった。この研究は顧問の指導の下で生物部所属の高校生5名が行ったものである。

収録刊行物

  • 保全生態学研究

    保全生態学研究 14 (2), 243-248, 2009

    一般社団法人 日本生態学会

参考文献 (18)*注記

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