書誌事項
- タイトル別名
-
- New Fossil Record of Two Warm-water Bivalves from the Pleistocene Itaya Formation, Toyama Prefecture, Central Japan
この論文をさがす
説明
富山県西部の高岡市五十辺(いからべ)に分布する下部更新統板屋層から暖流系二枚貝であるビョウリツハナイタヤガイPecten (Pecten) byoritsuensis Nomura, 1933とホクロガイOxyperas (Oxyperas) bernadi (Pilsbry, 1904)が産出した。どちらの種も日本海側では, 化石として産出が珍しい種であるが,これまでの化石記録を含めて検討した結果,これらの種は日本海には前期更新世に出現したことが明らかとなった。ビョウリツハナイタヤガイは前期更新世末に日本海の環境悪化により絶滅したが,ホクロガイはイタヤガイやカズウネイタヤと同様に広範囲に分布していたため氷期を生きのびた。貝化石群の組成や地質年代から,小矢部市田川の下部更新統大桑層は従来対比されてきた頭川層ではなく, その上位の板屋層に対比されることも明らかとなった。
収録刊行物
-
- Venus (Journal of the Malacological Society of Japan)
-
Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 72 (1-4), 65-76, 2014
日本貝類学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205207337728
-
- NII論文ID
- 130005155534
-
- NII書誌ID
- AA11565254
-
- ISSN
- 21897697
- 13482955
-
- NDL書誌ID
- 025437571
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可