<i>Spodoptera littoralis</i>の摂食,α-アミラーゼおよびプロテアーゼ活性ならびにアラタスタチン量に及ぼすコーヒー酸の影響

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タイトル別名
  • Effect of caffeic acid on feeding, α-amylase and protease activities and allatostatin—A content of Egyptian cotton leafworm, <i>Spodoptera littoralis</i> (Lepidoptera: Noctuidae)—
  • Effect of caffeic acid on feeding, α-amylase and protease activities and allatostatin : A content of Egyptian cotton leafworm, Spodoptera littoralis (Lepidoptera: Noctuidae)

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抄録

<p>Spodoptera littoralisに対するコーヒー酸(CA)の影響を調べた.CAを人工飼料と混合し,摂食指数と中腸のアラトスタチン-A(AST-A)含量を10日後に測定した.また,α-アミラーゼおよびプロテアーゼ活性を10日間評価した.その結果,CAは摂食指数を有意に低下させた.CAを含有する人工飼料を給餌すると,中腸におけるプロテアーゼおよびα-アミラーゼ活性が低下した.解剖した中腸をAST-Aとインキュベーションすると,α-アミラーゼ活性およびプロテアーゼ活性が上昇した.幼虫の血リンパへAST-Aを注射すると,プロテアーゼおよびα-アミラーゼ活性は上昇した.競合的ELISAおよび免疫組織化学実験の結果,飢餓は中腸におけるAST-A力価およびAST-A免疫反応性(AST-A-ir)細胞を減少させるが,再摂食はこれらを増加させることが示された.本研究によりCAを含む人工飼料を摂食させると,中腸でAST-Aレベルが低下し,それによってα-アミラーゼ活性およびプロテアーゼ活性が低下することが初めて示された.(文責:編集事務局)</p>

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