低温暗黒処理したイチゴ品種‘福岡S6号’に対する施肥と育苗延長による第一次腋花房開花遅延軽減効果

DOI 日本農学文献記事索引 Web Site Web Site 参考文献5件

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タイトル別名
  • Reduction of Flowering Delay of the Primary Axillary Inflorescence of Strawberry ‘Fukuoka S6’ by Fertilization and Maintaining Plants for an Extended Period in a Nursery
  • テイオン アンコク ショリ シタ イチゴ ヒンシュ ‘ フクオカ S6ゴウ'ニ タイスル セヒ ト イクビョウ エンチョウ ニ ヨル ダイイチジエキハナブサ カイカ チエン ケイゲン コウカ

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抄録

イチゴ品種‘福岡S6号’促成栽培の早出し作型において，定植後の気象条件に左右されることなく，安定した生産・出荷を実現するために，第一次腋花房の開花遅延を軽減することができる方法について検討した．第一次腋花房開花遅延の軽減は，低温暗黒処理により頂花房を分化させた後ただちに定植せずに，育苗を継続（育苗延長処理）することによって可能であった．育苗延長処理時の条件は，遮光率50％の寒冷紗被覆下で3週間程度育苗し，その期間中，IB化成を2 g（窒素200 mg）施用することであった．この方法により，‘とよのか’よりも第一次腋花房の出蕾・開花がかなり遅い‘福岡S6号’においても，第一次腋花房の開花遅延の軽減とそれによる生産・出荷の安定化や平準化が可能と考えられた．

収録刊行物

  • 園芸学研究

    園芸学研究 15 (1), 59-66, 2016

    一般社団法人　園芸学会

参考文献 (5)*注記

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