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  • エトフェンプロックスの毒性試験の概要
  • エトフェンプロックス ノ ドクセイ シケン ノ ガイヨウ

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各種毒性試験を実施し, エトフェンプロックスの安全性を評価した. 本剤の急性毒性はきわめて弱く, 眼, 皮膚に対しても刺激性は見られなかった. 慢性毒性, 発がん性試験の結果, おもな中毒的変化として高投与群における体重増加の抑制, 肝臓重量の増加, 尿細管の好塩基症および拡張 (マウス), または肝臓細胞肥大 (ラット) が見られたが, 発がん性は認められなかった. また, 繁殖性に対する影響および催奇形性は認められず, 変異原性もすべて陰性であった.<br>エトフェンプロックスを有効成分とする農薬は, 昭和62年4月13日に農薬登録され, 登録保留基準値を0.1ppm (いも類, 豆類), 0.5ppm (米, 麦, 雑穀, てんさい), 2ppm (果実, ただし, なつみかんの外果皮を除く. 野菜) 10ppm (なつみかんの外果皮, 茶) と設定された. 昭和62年の初上市以来, 有用な殺虫剤として好評を得ている.

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