グアザチンとその主光分解物のイヌリンゴ中での残留性に及ぼす降雨の影響

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タイトル別名
  • Effects of Rainfall on the Persistence of Guazatine and Its Major Photodegradation Product in Dwarf Apple Trees
  • グアザチンとその主光分解物のイヌリンゴ中での残留性に及ぼす降雨の影響(短報)〔英文〕
  • グアザチン ト ソノ シュ ヒカリ ブンカイブツ ノ イヌリンゴチュウ デ ノ

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抄録

グアザチン・三酢酸塩を散布したイヌリンゴ果樹を温室内と野外で生育させ, グアザチンとその主光分解物Pmの消失情況を比較することで, 両化合物の残留性への降雨の影響を調べた. 温室内生育群からのグアザチンの消失速度はきわめて遅く, その半減期は葉で3.4週間 (第1相) および25.4週間 (第2相), 果実で3.2週間 (一相性) であった. 一方, 野外生育群からのグアザチンの消失は速く, 葉と果実における半減期はいずれも1.4週 (一相性) であった. これらの結果, グアザチンは植物体表面から降雨により速やかに流亡することが明らかになった. グアザチンの消失速度はPmの生成量にも影響し, 野外生育群中のPmの残留量は温室内生育群に比べ明らかに低かった. また, Pm自体も降雨により流亡すると考えられた.

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