摘心節位がキンギョソウの生育・開花に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Pinching Node Positions on the Growth and Flowering of Snapdragons (<i>Antirrhinum majus</i> L.)
  • テキシンセツイ ガ キンギョソウ ノ セイイク カイカ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

キンギョソウ‘メリーランドピンク’と‘ライトピンクバタフライII’を供試し,7月播種,9月摘心の作型で栽培した.両品種の摘心を第1,2,3および4節で行うとともに,仮植育苗した苗を第2節で摘心して比較した.いずれの品種も,第3および4節摘心が早く開花した.採花本数は摘心節位が高くなるほど増加した.第4節から発生する一次分枝の切り花長は,第3節以下からの切り花よりも短かった.同一節位からの切り花長は,‘ライトピンクバタフライII’が‘メリーランドピンク’よりも短かった.キンギョソウの仮植育苗による慣行栽培では第2節で摘心するが,無仮植育苗ではこれより高節位での摘心による増収の可能性が示唆された.無仮植育苗では第1~4節までのいずれの摘心節位においても仮植育苗の第2節摘心より採花本数が優れることが示された.以上の結果より,それぞれの品種に適する摘心節位は,‘メリーランドピンク’では第2または3節,‘ライトピンクバタフライII’では第2節と考えられた.<br>

収録刊行物

  • 園芸学研究

    園芸学研究 9 (3), 351-356, 2010

    一般社団法人 園芸学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (2)*注記

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