ナスの促成栽培期間中における時期が単為結果性系統の着果および果実肥大に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Seasons on the Fruit Setting and Fruit Growth of Parthenocarpic Eggplant Lines in Forcing Culture
  • ナス ノ ソクセイ サイバイ キカンチュウ ニ オケル ジキ ガ タンイ ケッカセイ ケイトウ ノ チャッカ オヨビ カジツ ヒダイ ニ オヨボス エイキョウ

この論文をさがす

抄録

ナスの促成栽培に適した単為結果性品種を育成するに当たって,栽培時期が単為結果性系統の着果および果実肥大に及ぼす影響について検討した.単為結果性系統の着果率は栽培時期間に有意差が認められ,秋期および春期が冬期より低かった.また,人工気象室内において昼夜温を3水準に分けた試験では,気温が高いほど単為結果性系統の着果率は低下した.これに対し,単為結果性系統の正常肥大果率は,いずれの栽培時期とも95%以上で,着果した果実はほとんどが正常に肥大した.一方,冬期における単為結果性系統の着果率は系統間に有意差が認められなかったが,秋期および春期における単為結果性系統の着果率は系統間に有意差が認められた.従って,単為結果性系統の選抜は着果および果実肥大が不安定となりやすい促成栽培期間中の高温期に行うことが重要であると考えられた.<br>

収録刊行物

  • 園芸学研究

    園芸学研究 8 (2), 149-153, 2009

    一般社団法人 園芸学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (17)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ