不織布の飽和透水係数を用いた排水過程における水分特性曲線の推定

  • 河村 隆
    信州大学 工学部 水環境・土木工学科
  • 梅崎 健夫
    信州大学 工学部 水環境・土木工学科
  • 坪山 龍太
    信州大学大学院 総合理工学研究科 工学専攻 水環境・土木工学分野

書誌事項

タイトル別名
  • WATER RETENTION CURVES IN DRAINAGE PHASE OF NON-WOVEN GEOTEXTILES ESTIMAED BY SATURATED HYDRAULIC CONDUCTIVITY
  • フショクフ ノ ホウワ トウスイ ケイスウ オ モチイタ ハイスイ カテイ ニ オケル スイブン トクセイ キョクセン ノ スイテイ

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説明

素材の異なる土木用不織布に対して保水性試験を実施し排水過程における水分特性曲線を求めた.その結果と既往研究から読み取った水分特性曲線にvan Genuchtenモデル(以下,VG式)を適用し,不織布の飽和透水係数を用いた排水過程における水分特性曲線の推定について検討した.その結果,不織布の水分特性曲線は,素材が異なる場合おいても土質材料と同様にS字型の形状となり,VG式によって評価することができることを示した.また,不織布の飽和透水係数から推定したVG係数を用いた水分特性曲線の予測式の誤差は0.5~2倍程度であり,不織布の飽和透水試験を実施するだけで,不織布の排水過程の水分特性曲線を推定できることが示唆されることを示した.

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