-
- 太幡 直也
- 日本学術振興会 筑波大学
書誌事項
- タイトル別名
-
- Review of Research on the Sense that Others Can Notice One's Inner Self: Organizing the Related Concepts
- 内面の被知覚の意識に関する研究の展望--概念の整理を中心に
- ナイメン ノ ヒチカク ノ イシキ ニ カンスル ケンキュウ ノ テンボウ ガイネン ノ セイリ オ チュウシン ニ
- ――概念の整理を中心に
この論文をさがす
抄録
近年では,内面の被知覚の意識が注目され,内面の被知覚の意識に関する三つの概念が提唱されている。しかし,これまでのところ,三つの概念の相違点や位置づけは示されていなかった。そこで,本論文では,内面の被知覚の意識に関する三つの概念を整理することを目的とした。最初に,内面の被知覚の意識が生じる前提条件を論じた。続いて,内面の被知覚の意識に関連する,透明性の錯覚(Gilovich, Savitsky, & Medvec, 1998),自我漏洩感(丹野・坂本,2001),被透視感(太幡,2006a)について説明した。そして,三つの概念を比較し,位置づけを整理することにより,それぞれの概念の特徴を示した。最後に,諸概念の関係を検討するための視点を論じた。
収録刊行物
-
- パーソナリティ研究
-
パーソナリティ研究 18 (3), 210-219, 2010
日本パーソナリティ心理学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205213230720
-
- NII論文ID
- 130000263876
-
- NII書誌ID
- AA11873802
-
- ISSN
- 13496174
- 13488406
-
- NDL書誌ID
- 10632054
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可