運動による自覚的疲労度とストレスホルモン・サイトカインとの関連性

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タイトル別名
  • Relationship Between Subjective Fatigue by Exercise and Stress Hormone and Cytokine Variables
  • ウンドウ ニ ヨル ジカクテキ ヒロウド ト ストレスホルモン サイトカイン ト ノ カンレンセイ

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抄録

激運動を実験モデルとして,運動によって生じる自覚的な疲労度と,血中ストレスホルモンおよびサイトカインとの関連性を検討した.対象は運動経験のある健康な男性 8 名とした.実験では激運動と 2 時間の休息後にパフォーマンステストを実施した.運動前,運動直後,2 時間の休息後,パフォーマンステスト後に計 4 回採血を実施した.自覚的疲労度の指標として,visual analogue scale (VAS) を測定した.VAS は,激運動後,パフォーマンステスト後ともに有意に上昇し,運動による疲労度を捉えていた.血液検査では,乳酸,アドレナリン,ノルアドレナリン,成長ホルモン,interleukin (IL)-6, IL-8 が,各運動後に有意に上昇し,運動による生体反応を捉えていた.自覚的疲労度との関連では,乳酸,IL-6 に有意な正の相関を認め,激運動による運動モデルにおいて,乳酸,IL-6 が客観的な疲労の指標になりうる可能性が示唆された.<br>

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