新開発 LED 照明による室内環境が睡眠改善および快適性に及ぼす効果

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タイトル別名
  • Effect of Newly Developed LED Lighting on Improving Sleep Quality and Living Comfort in an Indoor Environment
  • シン カイハツ LED ショウメイ ニ ヨル シツナイ カンキョウ ガ スイミン カイゼン オヨビ カイテキセイ ニ オヨボス コウカ

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抄録

本試験では,新開発 LED 照明による室内環境制御による快適性について,睡眠改善効果および日中使用時の生体への作用により検証するため,成人男性を対象としたランダム化 2 試験区クロスオーバー試験を実施した.ピッツバーグ睡眠質問票 (PSQI) にて睡眠障害の基準である 5 点以上を示す 12 名において,新開発照明または従来照明の条件下で,睡眠 (22:00~7:00) および 4 時間の精神作業負荷を実施した.<br> その結果,睡眠評価において,新開発照明(試験色 1)は眠り SCAN による睡眠状態の評価,セントマリー病院睡眠質問票による主観的評価により,顕著な睡眠改善効果が確認された.さらに,日中使用時の評価において,新開発照明(試験色 2)は,照度が低いにも関わらず,作業能率の低下をはじめ日中の作業時において悪影響となる作用は認められなかった.<br> 新開発 LED 照明は就寝前の適切な照度および色温度の環境をつくり,室内環境の快適性を高める有用な機器であると考えられた.<br>

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