形質細胞性白血病患者の下唇に生じた開口部形質細胞症の1例

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タイトル別名
  • A Case of Plasmocytosis Circumorificialis on the Lower Lip of a Patient with Plasma Cell Leukemia

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説明

開口部形質細胞症は組織学的に形質細胞の浸潤を特徴とするまれな炎症性粘膜病変である。患者は73歳,女性で下唇の潰瘍が主訴であった。患者は形質細胞性白血病(IgG κ型)のため癌化学療法を受けていた。下唇粘膜の正中部に潰瘍を認め,不整形であった。白血病細胞の浸潤を疑い生検を行ったところ,形質細胞を主とする炎症性細胞浸潤を認め,免疫組織化学的にはκ陽性細胞とλ陽性細胞が混在していた。生検後潰瘍は完全に上皮化した。最終的に下唇に生じた開口部形質細胞症と診断した。

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