書誌事項
- タイトル別名
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- Open and endoscopic laryngo-pharyngeal surgery
- —内視鏡下での切除と外切開による切除—
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抄録
下咽頭癌患者では食道癌をしばしば重複する。食道癌に対して放射線治療を行なっている場合,下咽頭癌に対しては選択できないことがある。従って,下咽頭癌治療における喉頭温存手術は重要な戦略である。<br>我々は喉頭温存手術について,2つの手術法を有している。<br>一つは内視鏡下での咽喉頭手術である。彎曲喉頭鏡での咽頭展開と消化器内視鏡による病変の詳細観察下で行う咽喉頭手術 (ELPS) は下咽頭表在癌に対して良好な結果を示した。我々は,過去7年で70例以上のELPSを実行した。<br>もう一つは外切開による喉頭温存・下咽頭癌部分切除術であり,過去10年で40件の喉頭温存手術を行っている。我々は適切な切除をするために,まず内視鏡を用いて切除範囲を決めて咽頭粘膜切開を施行し,頸部からアプローチして腫瘍を取り出す方法を考案した。この方法では全例病理学的完全切除が得られた。喉頭温存・下咽頭癌部分切除術症例の疾患特異的生存率はほぼ90%であった。
収録刊行物
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- 頭頸部癌
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頭頸部癌 41 (4), 397-400, 2015
日本頭頸部癌学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205222715264
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- NII論文ID
- 130005119899
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- ISSN
- 18818382
- 13495747
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可