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- 光藤 健司
- 名古屋大学大学院医学系研究科頭頸部感覚器外科学講座顎顔面外科学
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- 藤内 祝
- 名古屋大学医学部細胞治療学
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- 不破 信和
- 愛知県がんセンター放射線治療部
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- 古谷 和久
- 愛知県がんセンター放射線治療部
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- 西口 浩明
- 名古屋大学大学院医学系研究科頭頸部感覚器外科学講座顎顔面外科学
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- 福井 敬文
- 名古屋大学大学院医学系研究科頭頸部感覚器外科学講座顎顔面外科学
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- 山本 憲幸
- 名古屋大学大学院医学系研究科頭頸部感覚器外科学講座顎顔面外科学
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- 杉村 友隆
- 名古屋大学大学院医学系研究科頭頸部感覚器外科学講座顎顔面外科学
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- 斎藤 昌樹
- 名古屋大学大学院医学系研究科頭頸部感覚器外科学講座顎顔面外科学
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- 上田 実
- 名古屋大学大学院医学系研究科頭頸部感覚器外科学講座顎顔面外科学
書誌事項
- タイトル別名
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- DAILY CONCURRENT CHEMORADIOTHERAPY WITH DOCETAXEL (DOC) AND CISPLATIN (CDDP) USING SUPERSELECTIVE INTRA-ARTERIAL INFUSION VIA THE SUPERFICIAL TEMPORAL ARTERY FOR STAGE III AND IV ORAL CANCER-POSSIBILITY OF ORGAN PRESERVATION IN ADVANCED ORAL CANCER-
- —POSSIBILITY OF ORGAN PRESERVATION IN ADVANCED ORAL CANCER—
- ―Stage III,IV口腔癌に対する原発巣温存の可能性について―
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抄録
口腔癌の治療において浅側頭動脈からの超選択的動注法は放射線療法との連日の同時併用が可能となった。この方法を口腔癌の治療体系に組み入れ,治療効果について検討してきた。超選択的動注法を用いた連日同時放射線化学療法をStage III,IVの口腔癌症例に対して術前治療として行い,摘出した原発巣について病理検索したところ約90%という高いCR率を認めた。そこでわれわれはStage III,IV口腔癌に対して原発巣の手術が回避される可能性について検討した。治療スケジュールとして,動注化学療法(DOC 60mg/m2,CDDP 100mg/m2)および放射線治療〔40Gy(2Gy/日)〕を4週間の連日同時併用療法を行い,臨床的にCRと診断した15症例には放射線,超選択的動注化学療法を続行した。その結果,13例(87%)については再発を認めず,2例(13%)は局所の再発を認めた。15例中12例(80%)が生存,3例(20%)が死亡(2例が遠隔転移,1例が原病死)した。この治療法は臓器温存が可能となり,機能障害も少なく,患者のQOLの向上に寄与する治療法と考えられる。
収録刊行物
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- 頭頸部癌
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頭頸部癌 32 (1), 93-97, 2006
日本頭頸部癌学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205223553664
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- NII論文ID
- 10017419054
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- NII書誌ID
- AA11985555
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- ISSN
- 18818382
- 13495747
- http://id.crossref.org/issn/13495747
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可