書誌事項
- タイトル別名
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- A study on the relation between the shape of the reconstructed tongue and postoperative function after long-term follow-up of total or subtotal glossectomy
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説明
舌全摘,亜全摘に片側中咽頭拡大切除を伴う症例に対して,切除側の咽頭上壁から温存側の舌根に下るスロープ型に舌根部を再建した症例を経験した。長期経過後の形態と機能を,従来のドーム型再建と比較した。ドーム型再建13例,スロープ型再建6例,平均経過観察期間は7年1ヶ月。スロープ型はドーム型と比べて構音機能,嚥下機能とも若干劣るものの,比較的良好な結果が得られた。ドーム型は長期経過後に平坦化して機能が低下する症例が見られたが,スロープ型は長期経過後も形態と機能を維持していた。スロープ型再建では,舌根を挙上する機能を失った中咽頭側壁を皮弁で塞ぎ,機能が温存される側のみで嚥下を行うことになる。るいそう症例などドーム型の形態を長期間維持するのが困難な症例ではスロープ型再建も有効な方法と思われた。
収録刊行物
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- 頭頸部癌
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頭頸部癌 38 (1), 90-95, 2012
日本頭頸部癌学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205223858816
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- NII論文ID
- 130004510150
- 10030815925
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- NII書誌ID
- AA11985555
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- ISSN
- 18818382
- 13495747
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可