eラーニングにおける技術標準化とオープン化(<特集>学習オブジェクト・学習データの活用と集約)

  • 仲林 清
    メディア教育開発センター:長岡技術科学大学:熊本大学

書誌事項

タイトル別名
  • Technology Standardization and Open Movement in e-Learning(<Special Issue> Application and Aggregation of Learning Objects and Learning Data)
  • eラーニングにおける技術標準化とオープン化
  • eラーニング ニ オケル ギジュツ ヒョウジュンカ ト オープンカ

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抄録

ICT分野における技術標準化とオープン化の意義について概説し,さらに,ICT分野と対比しながら,eラーニング分野における技術標準化とオープン化の動向と今後の役割について考察する.標準化とオープン化は,誰もが容易に技術の進歩に貢献でき,競争と共創によって技術の急速で多様な進化と普及を促進する枠組みを提供している.eラーニングの分野でもこのような標準化とオープン化の重要性が認識され,学習オブジェクト関連をはじめ各種の標準規格の開発や,eラーニングプラットフォームのオープンソース化などが国際的に進められている.標準化とオープン化の流れは最近のWeb2.0と呼ばれる動きにも大きな影響を与えているが,このような動きは,「双方向コミュニケーション」,「多様なニーズへの対応」,「集合知の活用」など,近年の「学習者中心」的なeラーニングの学習観に通ずるものである.

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参考文献 (29)*注記

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