書誌事項
- タイトル別名
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- Developing and Testing a Nursing Care Model to Prevent Fecal Incontinence after Digital Extraction
- テキベン ゴ ノ ベン シッキン オ ヨボウ スル カンゴ ジッセン モデル ノ サクセイ オヨビ テキヨウ ニ ヨル ジッショウテキ ケントウ
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説明
摘便終了後の便失禁は在宅療養者と家族の大きな負担である. 本研究は, 摘便後の便失禁を防ぐ方法として実践家が用いる技術を明文化し, その有効性を実証的に検討した. 便失禁を予防する技術を看護師 4名 ・ 家族介護者 1名から聞き取ってまとめ, 訪問看護師 8名にこのまとめに基づいて摘便を実施してもらい, 実践からデータ収集して検討した. 12名の療養者への計 68摘便のデータを得た. ①まとめに基づいた摘便の実施により便失禁は減少しなかった. ② 「粘液が出る」 という摘便終了の目安がみられた摘便では, みられなかったときよりも便失禁が有意に少なかった. ③ 「粘液が出る」 は浣腸を実施した場合にのみ発生した. ④ 「腸がおりる ・ とじる」 という目安がみられた摘便では, 便失禁が少ない傾向がみられた. 浣腸をする場合, 粘液が出るまで摘便を実施することが, 便失禁予防に役立つ可能性がある. 「腸がおりる ・ とじる」 という目安はさらに検討する必要がある.
収録刊行物
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- 日本看護技術学会誌
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日本看護技術学会誌 8 (1), 84-92, 2009
日本看護技術学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205224818688
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- NII論文ID
- 130005406942
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- NII書誌ID
- AA11942381
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- ISSN
- 24238511
- 13495429
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- NDL書誌ID
- 10271848
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可