国内における「気持ちよさ」をもたらす看護ケアに関する統合的文献レビュー
書誌事項
- タイトル別名
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- Integrative Literature Review on Nursing Care that Imparts Comfort in Japan
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説明
<p> 目的 : 「気持ちよさ」をもたらす看護ケアならびに対象者に生じる反応 ・ 効果とその測定指標を明らかにする. <br> 方法 : 医学中央雑誌webで「気持ちいい」「気持ちよい」「気持ちがいい」「気持ちがよい」「気持ちよさ」をキーワードに検索した52件の文献を対象に, Cooperの統合的文献レビューを行った. <br> 結果 : 効果の測定時期は, 実施中, 実施直後, 実施後, 翌日以降の4つに分類された. 気分 ・ 心理行動的側面の効果要素として, 基礎研究で【気分のよさ】【症状の緩和】【活力の高まり】が, 臨床研究で【気分のよさ】【症状の緩和】【活力の高まり】【関係性の広がり】【生活行動の拡大】【生活リズムが整う】のカテゴリーが抽出された. 測定指標は, 質的指標では言動や表情と語りが, 量的指標では独自に作成した尺度が主に用いられていた. 生理学的側面は【体温上昇】【自律神経活動の安定】【循環動態の安定】であった. <br> 考察 : ケア後の変化に視点を移したとき「気持ちよさ」をもたらす看護ケアの可能性の広がりと価値に気が付いた. 「気持ちいい」のその後の効果の推移に目を向けることが重要である.</p>
収録刊行物
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- 日本看護技術学会誌
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日本看護技術学会誌 16 (0), 41-50, 2017
日本看護技術学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205227112832
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- NII論文ID
- 130006259049
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- ISSN
- 24238511
- 13495429
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可