書誌事項
- タイトル別名
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- Evaluation of a Flipped Learning Model in a MOOC on History
- レキシ オ テーマ ニ シタ MOOC ニ オケル ハンテン ガクシュウ モデル ノ ヒョウカ
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説明
<p>一般の人々に大学の公開オンライン講座を提供するMOOC(Massive Open Online Course)が急速に拡大している.MOOC は講義動画を中心とした学習コンテンツで構成され,受講者は掲示板上で他の受講者と交流できるが,なかには講師による直接の指導や他の受講者との対面学習を希望する受講者もいる.本研究では,日本史がテーマの一般向けMOOC で,講師の指導のもと他の受講者と議論を通した対面学習を希望する受講者に対し,MOOC コンテンツを事前学習に位置づけ,グループ演習中心の対面学習と連動させた反転学習の実践データから反転学習の効果を評価した.具体的には,修了合否と知識の活用力としての歴史的思考力に対する反転学習の効果を,受講者属性やオンライン学習行動による効果も踏まえ,それぞれの効果の大きさを比較して検証した.その結果,修了合否に対しては反転学習の有意な効果は確認されず,動画視聴と掲示板活動の効果がより大きく,高齢者や非大卒の受講者に修了率がやや低い傾向が示唆された.一方,歴史的思考力に対しては本講座の修了者を対象に反転学習のより大きな効果が示され,動画視聴と掲示板活動の効果は小さく,年齢や学歴の効果も限定的であった.</p>
収録刊行物
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- 日本教育工学会論文誌
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日本教育工学会論文誌 41 (4), 385-402, 2018
一般社団法人 日本教育工学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205227790080
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- NII論文ID
- 130006513978
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- NII書誌ID
- AA11964147
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- ISSN
- 21896453
- 13498290
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- NDL書誌ID
- 028902042
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可