キバチ共生菌キバチウロコタケ <i>Amylostereum laevigatum</i> を接種した材へのオナガキバチ <i>Xeris spectrum</i> の産卵選好度と繁殖成功度

  • 松本 剛史
    国立研究開発法人森林総合研究所四国支所 国立研究開発法人森林総合研究所
  • 佐藤 重穂
    国立研究開発法人森林総合研究所四国支所

書誌事項

タイトル別名
  • Oviposition Preference and Reproductive Success of <i>Xeris spectrum</i> on Logs Inoculated with a Fungal Symbiont <i>Amylostereum laevigatum</i> of Wood Wasps
  • キバチ共生菌キバチウロコタケAmylostereum laevigatumを接種した材へのオナガキバチXeris spectrumの産卵選好度と繁殖成功度
  • キバチ キョウセイキン キバチウロコタケ Amylostereum laevigatum オ セッシュ シタ ザイ エ ノ オナガキバチ Xeris spectrum ノ サンランセン コウド ト ハンショク セイコウド

この論文をさがす

説明

キバチ共生菌キバチウロコタケを人工的に接種したヒノキ丸太と対照丸太を2013年春期に野外に設置し, キバチ類に産卵させた。すると2014年度春期から夏期にかけてキバチ類が羽化脱出してきた。羽化脱出してきたキバチ類は全てオナガキバチであった。また, 羽化脱出してきたオナガキバチは全てキバチウロコタケ接種丸太からであった。産卵選好性の比較でも接種丸太を好んで産卵していることが明らかとなった。またキバチウロコタケ子実体発生丸太での成虫発生数が多く, 繁殖成功度も高かった。本試験によって野外においてもキバチ共生菌が接種された材を選好して産卵・羽化脱出していることが明らかとなった。

収録刊行物

参考文献 (4)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ