モバイル端末を活用した小テストの出題形式と出題方法が動機づけや正答率に与える影響 : テスト接近・回避傾向に着目して(<特集>1人1台端末時代の学習環境と学習支援)

書誌事項

タイトル別名
  • The Effect of Question Styles and Methods in Quizzes Using Mobile Devices on Student Motivation and Percentage of Correct Answers : Focusing on Student Test Approach-Avoidance Tendencies(<Special Issue>Learning Environment and Learning Support in One-to-One Computing Stage)
  • モバイル端末を活用した小テストの出題形式と出題方法が動機づけや正答率に与える影響 : テスト接近・回避傾向に着目して
  • モバイル タンマツ オ カツヨウ シタ ショウテスト ノ シュツダイ ケイシキ ト シュツダイ ホウホウ ガ ドウキズケ ヤ セイ トウリツ ニ アタエル エイキョウ : テスト セッキン ・ カイヒ ケイコウ ニ チャクモク シテ

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抄録

本研究では,スマートフォンとタブレット端末のモバイル端末を用いて授業時間外に小テストを実施する場面を想定し,動機づけや正答率などに影響を与える出題形式や出題方法について,大学生のテスト接近・回避傾向を考慮しながら追究した.研究1では,多肢選択問題(20問)を出題し,正答率や取り組むのに最適な問題数などについて,スマートフォンとタブレット端末の差異を分析した.研究2では,多肢選択,穴埋め,多肢選択と穴埋めの混合の異なる出題形式をタブレット端末で出題し,動機づけや正答率などの差異を分析した.研究3では,スマートフォンによる小テストの出題方法を「全問表示」群と「一問一答」群に分け,動機づけや正答率などについて比較分析した.結果,小テストの正答率や動機づけについて,テスト接近・回避傾向や使用したモバイル端末に,ほとんど差異は認められなかったが,多肢選択と穴埋めの混合の出題形式が意欲や知識定着に関する認識が高く,全問表示による出題方法の正答率が一問一答よりも高いことなどが示唆された.

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