認知的方略,動機づけ調整方略とテスト学習時間の関連

  • 梅本 貴豊
    名古屋大学PhD登龍門推進室:名古屋大学大学院教育発達科学研究科
  • 矢田 尚也
    大阪市立大学大学院文学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • The Relationship Between Cognitive Strategies, Motivational Regulation Strategies, and Study Time for a Test
  • ニンチテキ ホウリャク,ドウキズケ チョウセイ ホウリャク ト テスト ガクシュウ ジカン ノ カンレン

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抄録

本研究はテスト学習場面を対象に,認知的方略,動機づけ調整方略とテスト学習時間との関連について検討した.研究1では,38名の専門学校生に対して質問紙調査を行い,認知的方略,テスト学習時間,テスト得点との関連を検討した.研究2では,63名の大学生に対して縦断的な質問紙調査を行い,動機づけ調整方略とテスト学習時間との関連を検討した.分析により,以下の結果が示された.(1)テスト学習時間を統制するか否かによって,認知的方略とテスト得点との関連が変化した.(2)認知的方略に比べ,テスト学習時間の方がテスト得点とより強い正の関連を示した.(3)興味高揚方略と成績重視方略がテスト学習時間と正の関連を示し,価値づけ方略と協同方略が負の関連を示した.

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被引用文献 (1)*注記

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