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- 国立研究開発法人森林総合研究所東北支所
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書誌事項
- タイトル別名
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- Correlation between Height: diameter Ratio and Shoot Growth in Containerised and Bare-root Seedlings of <i>Cryptomeria japonica</i>
- スギコンテナ ナエ ト ラ ナエ ノ セイチョウ ト ケイジョウヒ ノ カンケイ
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説明
<p>これまでに,コンテナ苗の樹高成長は,植栽時の苗の形状比が平均60程度の集団であれば,裸苗と同等以上であるが,形状比が平均100程度の集団では,裸苗と比較して劣ることがわかってきた。本研究では,集団の平均値ではなく,個体ごとの形状比と成長との関係に注目し,コンテナ苗と裸苗の成長を4成長期にわたって調査した。1成長期ごとの形状比と相対成長率の関係は,相対樹高成長率では,すべての成長期において,形状比とは負の相関があったが,特に1成長期目と2成長期目の相関が強かった。相対地際直径成長率では,すべての成長期において,形状比とは正の相関があり,特に1成長期目と2成長期目の相関が強かった。このことから,形状比が高い個体は,成長初期には樹高成長を抑え,直径成長を優先することが明らかになった。また,樹高の成長量に関しては,4成長期にわたる経時的データについて線形混合効果モデルを用いて解析した結果,形状比が高いことは樹高成長量に対しても,有意に負の効果があった。以上のことから,相対成長率だけでなく,樹高成長量に対しても,高過ぎる形状比は,負の効果があることが明らかになった。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会誌
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日本森林学会誌 98 (4), 139-145, 2016
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205229282816
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- NII論文ID
- 130005420394
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- NII書誌ID
- AA12003078
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- ISSN
- 1882398X
- 13498509
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- NDL書誌ID
- 027644349
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可