樹幹形状の変化に対応した相対幹曲線による北海道カラマツの立木幹材積の予測

書誌事項

タイトル別名
  • Stem Volume Estimation of Japanese Larch (<i>Larix kaempferi</i>) in Hokkaido Based on the Variable Relative Stem Taper Curve
  • ジュカン ケイジョウ ノ ヘンカ ニ タイオウ シタ ソウタイ カン キョクセン ニ ヨル ホッカイドウ カラマツ ノ タチキ カンザイセキ ノ ヨソク

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説明

<p>大径材の生産が期待される北海道のカラマツについて,胸高直径9~56cm,樹高10~34m の幅広いサイズクラスから得られた630個体,4,562断面のデータをもとに相対幹曲線を作成し,材積計算を行った。相対幹曲線の関数として3次式とべき乗式を採用し,各パラメータが胸高直径と樹高の影響を受けると仮定して,根張りの影響を排除した測定高1.3m 以上のデータとすべてのデータを用いて相対幹曲線を決定した。直径の予測値の二乗平均平方根誤差が梢端と地際を除くほぼすべての各相対高階で最小となった,3次式で1.3m 以上のデータを用いたものを最適モデルと判断した。最適モデルでは3次のパラメータから樹高と胸高直径の影響が削除されたが,2次と1次のパラメータには残された。得られた相対幹曲線をもとに材積計算を行ったところ,中島の材積表や井上・黒川の理論的材積式より正確な予測値が得られた。</p>

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