工学系大学院の研究室教育における学生の満足度および成長の自己評価と研究業績の関係

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タイトル別名
  • An Analysis of the Relationships among Graduate Students' Satisfaction, Self-Assessment of Progress, and Research Achievements in Engineering Laboratories
  • コウガクケイ ダイガクイン ノ ケンキュウシツ キョウイク ニ オケル ガクセイ ノ マンゾクド オヨビ セイチョウ ノ ジコ ヒョウカ ト ケンキュウ ギョウセキ ノ カンケイ

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抄録

本研究の目的は工学系大学院生の研究室教育に対する満足度および成長の自己評価と研究業績の関係を検討することである.本研究では工学系研究室に対する層化無作為抽出による質問紙調査を実施し,73研究室からデータを収集した.本研究でのデータは学生レベルと研究室レベルを含む階層的データであるため,学生レベルのモデルと研究室レベルのモデルに分けて相関係数を算出した.分析の結果,次の2点が示唆された.(1)研究室レベルで修士課程大学院生に査読有りの研究発表を求めていくことと,学生の学術コミュニケーション能力との間にはポジティブな関係がある一方で,満足度との間にはネガティブな関係がある,(2)修士課程大学院生に自分が第1著者となる研究以外の共同研究にも参画させていくことと,学生の満足度や成長の自己評価の間に研究室レベルでみてポジティブな関係がある.

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被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (24)*注記

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